親心

今日はソフトの練習日と言うことで,午前中は体育館で練習して,午後から御幣島小学校へ練習試合に行くことになっていた。

体育館での練習は場所を広く使えず,ボールを蹴ったりできないので練習内容が限られてくる。
そこで2チームに分けて,ダッシュしながらワンバウンドでキャッチボールをして,失敗せずにチームで何回続けられるか競争をさせた(←どんな練習なのか文章では上手く伝わらずスミマセン・・・)。

「チームワーク」「ボールを取ってすぐ投げる基本動作」「声出し」の練習として時々行うが,集中力に個人差があってこれがなかなか続かない・・・
キャプテンが都合により午後から参加することになっていたため,それぞれ副キャプテンのAsukaYoshikaのチームに分けて競争させた。

Yoshikaチームは,途中失敗しそうになりながらも連続150回を達成して盛り上がっていた
Asukaチームは,何度やっても30回ぐらいで失敗してどんどんテンションが下がっていった
そこで全員を呼んで,まず良かった点を聞いてみた。

「みんな声が出てた~!」

「相手の受けやすい所を狙って投げた~!」

などなど・・・。
ん~よしよしいいぞ

次に負けたチームの副キャプテンAsukaに,
なぜ30回ぐらいしか続かなかったんやろう~,何が悪かったんやろう~って聞いてみた。
すると・・・,

『分からんしっ!』

・・・と一番言ってはいけないことを言った
しかもチームみんなの前で

『できないことをできるように練習するんやから,
 そんなこと言ったら上手くなれへんぞ!どこを直せばいいやろう


・・・ともう一度聞いてみたが,やっぱり答えは・・・,

『知らんしっ!ムリっ!』

     

やっても無いのに『ムリ!』『できへん!』『分からん!』って言われるのが一番ムカつく
まずは,そう言う前にやってみよう。
やってみて,それでも無理ならどうすればできるようになるか一緒に考えよう。
最初から諦めたら何もできない。それはいつも子ども達に言っている。

・・・にも関わらず,副キャプテンの口からその言葉が出たことで,

『副キャプテンがそんな事言うんなら分かった。
 もう練習せんでええ~ 帰れ


・・・と怒鳴った
しかし,これには前振りがあった・・・。

現在,チーム中で5年生のAsukaHaruが一番の古株である。
2年生の終わりに2人一緒に入部してきて,始めの頃はボールを怖がって逃げていた子が,今では体も大きくなって,すっかりチームの柱である。
もともと不器用で表現の仕方が下手な子たちなのだが,5年生になってよりいっそう口の悪さやふざけるような行動が目立っていた。
でもそれは,わざとそういう態度をとることで我々大人に「かまって欲しいだけ・・・」ということも分かっていた。

ただ,わざと怒られたり声を掛けられるような態度を取らなくても,いつも気に掛けてきたしいつも応援してきた。
そしてこれからもそのつもりだ。
5年生になって副キャプテンにもなり,チームを引っ張っていく立場になった。
低学年であれば許されるかも知れないが,チーム内ではもうそんなことをしていい立場で無い。
それを分かって欲しくて伝えるタイミングを見計らっていたが,すぐにふざけて真面目に話を聞こうとしない・・・。
それもあってAsukaには悪いがきちんと話をするいいタイミングだと思って,心を鬼にしてあえてみんなの前で怒鳴りつけた。

でも,僕に怒鳴られるとは思っていなかったのだろう。
Asukaは,僕の話を聞きながら泣き出した

そのあとの休憩中,そのままAsukaと2人で話をした。
みんなに期待されていることや,キックが楽しくて仕方無いことや,チームのみんなが仲良しで好きだということなどを改めて話してくれた。
何より僕の話を素直に聞いて,ひとつひとつ語りかけた言葉に返事をしてくれたのが嬉しかった。

もう1人,いつも一緒にいるHaruにも同じ話をした。
この2人は本当に仲良しでいつも一緒にいて楽しそうである。
2人が元気だとチームも盛り上がるが,調子に乗り過ぎてよく監督に怒られる。
だから本人たちのためにも,チームのためにもあえて同じ話をした。
Haruも同様に素直に話を聞いて,返事してくれた。

そのあとの練習は何事も無かったように,いつも通りに楽しく過ごした。
素直な二人だから,きっといい方向に変わってくれるだろうと期待している。
・・・というか,さっそくそのあとの練習で,いつも以上にみんなに声を掛けたり,みんなをまとめようとしてくれたり・・・,
非常に分かりやすい子たちで良かった


「まさか泣くとは思いませんでしたわ。それを見たコーチの方が落ち込んでいるでしょう?」とあとから橋○コーチに言われたが,まさにその通りだった・・・。
でも2人の分かりやすい姿を見て『たまにはそれもありかな~』なんて思ったりして。

さらにた○マネージャー『怒られて辛かったと思うけど怒ったコーチも辛いんやで』Asukaに声を掛けてくれたらしく・・・。
みんなでフォローしてくれるいいチームや・・・
って自分自身改めて感じさせられた・・・


でも・・・

気のせいかAsukaHaruが,今まで以上にやたらとチョッカイ掛けてきたり,まとわりついてきたり,たわいも無い話をしてきたりするのが増えたような・・・。
でも,それはそれで嬉しいことなんだけど・・・(たぶん)。

指導者側もずっと一緒にやっていると子ども達に情も湧くし,親御さんには失礼かもしれないが自分の娘のような気持ちで自然と親心も芽生えてくるんよね・・・




2012-05-26 : キック活動日記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

Author:姫里キック隊長
キックベースボールのクラブでコーチを始めて,楽しくって,おもしろくって,いつの間にか完全にドップリはまっていました。
そして2015年秋・・・監督になりました。
ホント毎日が土日ならイイのに・・・。

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